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仕事帰りに「夢二繚乱」に行ってきた [戯言(アート)]

「夢二繚乱」@東京ステーションギャラリー


仕事帰りに、「夢二繚乱」に行ってきました。

東京駅に着いたのが18時過ぎ。

会場は金曜日のみ20時まで開館してます。

かつて、このギャラリーで仕事帰りに立ち寄った展覧会は、2時間弱あれば余裕ですべて鑑賞できました。

ところが、今回は全体の3分の2を見た時点で時間切れ。

とにかく作品数が多い!

挿絵だけで一体いくつ作品描いたんだろうか?

でも、これでもほんの一部なんですよね…

かねてからの持論ですが、優秀なクリエーターは「極端に多作」か「極端に寡作」で、その中間はなかなかお目にかかれない…

まあ、根拠のない個人の感想ですけどね…

会期はあと二日を残すのみ。残りも見たいなあ…

でも、この土日は忙しいんですよね…

なお、本日をもって展覧会図録は売り切れたそうです。

図録が手に入っただけでも、好しとしましょうか…

嗚呼!!
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スキマのスズメ [戯言(日常)]

つい今しがた、帰宅途中のことです。

閉鎖された公共施設が並ぶ通りを歩いていました。

ふと足元を見ると、暗がりの中に丸い物体が蠢いていて、一瞬ドキッとしたんです。

なんだか見慣れない物体だなと不思議に思って、暗闇の中をよく目を凝らして見てみると、「スズメ」が一羽、地面に立っていました。

ブロック塀とレンガ塀との境界の僅かなスキマ、そこにゆっくり体を揺らしながら立っていました。

睡眠中なのでしょうか?

安眠を妨げては申し訳ないので、足音立てないように、そっと立ち去りました。

それにしても、スズメが眠っているのを間近で目撃したのは、生まれて初めてです。
タグ:「日常」
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太極拳 [戯言(日常)]

物心ついた頃から、体育とかスポーツとか、体動かすこと全般が苦手でした。

ランニングどころか、ジョギングですら苦痛。

散歩は、寄り道したり、周囲の景色や音を楽しみながらブラブラできるので、大好きなのですが…

そんな私が、過去何度か習得しようとしては断念するを繰り返したのが、「太極拳」です。

武道とか武術とか、そういうのじゃなくて、体を緩やかに動かしながら、心身を整えていく。

そのことに惹かれ、何度か実行しようと思ったのですが…

大学生以来、たまたま私が接した人たちが、そうだっただけなのかも知れないのですが、話してみると、なんとなく面倒な人たちばっかりだったのです。

妙な中華思想に染まっていたり、根拠の不明確な神秘主義に嵌っていたり、毛沢東主義を押し付けようとしたり…

この人たちに共通するのは、ただ体動かすだけの行為に、過剰な意味付けを行っていることでしたね。

純粋な身体技法として太極拳を学べる機会が、いつか私に訪れるのでしょうか?
タグ:太極拳
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多汗と精密検査 [戯言(日常)]

先月末あたりから、いつもになく汗をかくようになりました。

「蒸し暑い季節なんだから当たり前だろ?」と言われそうですが…

エアコンが効いている部屋でも汗が止まらないのです。

これまでの人生で、こんなこと一度もありませんでした。

実は私、昨年春から軽い神経性胃腸炎を患っておりまして、先日クリニックで受診した際に、医師にこのことを告げました。

で、医師から、「今飲んでいる薬の副作用かもしれない」と…

更に、「今飲んでいる薬は胃腸には効いているから、変えずに当分様子を見よう」と…

更に更に、「最近、体調面で何か変化はない!」とも…

そう言えば、勤務先の春の健康診断の結果、幾つか適正値から外れていたことを医師に告げました。

「う~ん、じゃ循環器の専門医に診てもらった方がいいね。紹介状書いてあげるからさ。」

という訳で、今週末に精密検査を受けることになりました。

このブログは、しばらく「省エネモード」で続けます。
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コワーキングスペースに行ってきた [戯言(日常)]

コワーキング@Wikipedia

コワーキングスペースの過去と現状と今後について@7Fスタッフ日記


片道の通勤時間が2時間なので、平日自由に使える時間というのが多くはありません。

せめて土日祝日の1日だけでも、集中して読書したり文章書いたりしたいものです。

本当は自宅で集中できればいいんですけど、一日中閉じこもっていると、時折り気が滅入ってしまうことがあります。

喫茶店で長時間粘るのは何だか申し訳ないし、マンガ喫茶だと気が散るし、図書館や公民館の自習スペースは学生たちで一杯だし…

少し前、最寄り駅近くを歩いていたら、一枚の看板に目が留まりました。

「コワーキングスペース○○○」

そういう場所があるのは知ってましたけど、起業家とかビジネスマン向けのスペースで、結構お高いのじゃないかと思って、看板をよく見ると、

 2時間  500円
 1日利用 1,000円

うーん、リーズナブル! しかもフリードリンク付き!

これは利用するしかないでしょう?!

で、先日行ってみました。

今回持参したのは、本2冊、論文3本、ノート(紙の)、読書用タブレット、付箋紙、マーカー、筆記用具、イヤフォン、大き目のハンドタオルでした。

受付で1日利用の手続きを済まして、渡されたのが「入館証」。

これを持参すれば、利用時間内の外出も可能です。

食事にも行けるし、比較的近くに図書館があるので便利です。

そう大きくはないスペースですが、テーブルの配置が工夫されて、狭さを感じない空間になっています。

ほとんどの方はPC持込で作業されていましたね。私はひたすら読書ですが…

結局6時間滞在して、文化人類学者の長大な「ブリコラージュ」論文と、新書版の経済書、それに「フロー理論とコーチング」についての入門書、この三つを読み終わりました。

最後の1時間は読書専用タブレットでブライアン・イーノのアンビエント作品を聴きながらですが…

今後はタブレットを文書作成用に使えるようにしたいですね。

次は多分、今週末の日曜に利用すると思います。

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第330回三原どうでしょう鑑賞記録 [三原どうでしょう鑑賞記録 2018年5月~12月]

第330回三原どうでしょう 食べログの女王ミホ降臨SP 2018/06/18


 MC:
  グラハムさん
  コニケンさん
  タカポンさん
  
 スタッフ:
  カイトさん(オペレーター、声のみ出演)

 ゲスト:
  尾道食べログの女王 ミホさん
  ミーシャンズファーム 園主 ミサカさん
  みどり農園 <尾道農ガール> Midoriさん

 2018年6月18日 20時より冨士写真館から生放送配信開始(?)



【番組内容】

・前口上:なし

・美女登場トーク
・「尾道どうでしょう」談義

*「どうでしょう 億万長者への道」:[メインMC:タカポンさん〕
 ・今回はミニロトで挑戦
 ・当選金分配方法公開
 ・ミホさん⇒グラハムさん⇒タカポンさんの順で5つ数字を引く
 ・ロト当選者の特徴3点紹介

*食べログの女王ミホSP
 ・ミホさん略歴紹介
 
 *ここでコニケンさん登場

 ・恋話談義
 ・現在は地元大学の嘱託教員
 ・秘書談義
 ・現在の多岐に亘る活動紹介(ごく一部のみ抜粋)
  ・NPOプラットホームおのみち理事・事務局長
  ・尾道観光大使
  ・各種セミナー講師
  ・尾道・しまなみ海道 インバウンド促進事業立ち上げに参画
 ・ミホさん受賞歴紹介
 ・「食べログの女王」
  ・ブログから本家「食べログ」にも転載している
  ・また行きたいと思ったらブログに記事にする
   ⇒グラハムさん:構成も凝っている 食べに行きたくなる
   ⇒コニケンさん:内容も分かりやすい
  ・神戸と尾道の違い
  ・対象は尾道限定ではない

*「ミホのこれ食っとけ 三原編」

 1.向井隊長のバーベキュー
  ・日本バーベキュー協会公認「上級インストラクター」
  ・バーベキューを極めた達人
  ・バーベキューの概念が変わる!

 *ここで配信されていない?ことが発覚
 ⇒仕切り直し

  ・向井隊長の極上バーベキュー・パーティーは8人から開催可能です

 2.「ファンシーフリー」のお好み焼き
  ・事情により現在休業中
  ・県立大学の近く
  ・おっぱい焼き わがまま焼き

・視聴者の書込み紹介:
 STNさん:「やっと始まった。こんばんは!」
 YMさん:「こんばんは 備後地方は食材の宝庫ですね!」

・STNさん書込み:画面が切れた
(以後、番組配信の不調を報告する書込みが相次ぐ…)

 3.「かねしょう」さんの「初恋プリン」
  ・グラハムさん:濃厚な味
  ・グラハムさん提案の「失恋プリン」談義
  ・コニケンさん:かねしょうさんのお菓子はどれも美味しい

・MCCさん書込み:「こんばんは ミホさんがんばって!」

・ECCさん書込み:こんばんは !
 ⇒一同:地震大丈夫だった?

 4.「夢街道 伝」のおでん
  ・からしなし からし持込可

 5.「あしびなー」の沖縄料理
  ・駅前すぐ 食材を沖縄から空輸している
  ・三原・尾道・福山で店舗展開

*ここで、みほさんへプレゼント
 ・「871(hanaich)」けんちゃんから花束プレゼント
 ・山盛りの野菜もプレゼント
 
*ここで野菜プレゼントの贈り主にゲスト交代
⇒ミーシャンズファームのミサカさん&みどり農園の農ガールMidoriさん登場
(主にミサカさんがお話しされました)

 ・ミサカさん:野菜は種を買って僕が育てた
 ・星・ハートの形のキュウリ紹介
 ・イノシシ被害 今日もやられた 
 ・卸し先:
   尾道 ええじゃん JA経営
   三原のエブリイ(生鮮壱番館)にも
 ・直売はなかなかない
 ・タカポンさん:生産者指定できるの?
  ⇒ミホさん:入り待ちが出来るぐらいの大人気
 ・ミホさんのブログ通じて広まっている
 ・コニケンさん:ゲスト出演交渉?

*再びミホさん登場

*尾道鍋研究会談義
 毎月1回鍋を食べる
 20年近く続いている
 ⇒コニケンさん:結構贅沢な鍋

 ・タカポンさん:一番好きな鍋は?
 ⇒引退された前川さん提供のウニ鍋

 ・近年2回も地元TVに出演した
 ⇒タカポンさん:お金の力は凄いね 

・一同、MSさんに「こんばんは!」

*スカ○トめくり談義〔ブログの品位を保つため省略〕

*「喜助栗助よもやま噺」談義
 ・ミホさんは第1回(2012/8/29)から参加されたとのこと

・MSさんの書込み紹介:家族で見てますよ!

 ・2回目からPA担当
 ・昔DJだった栗助さんが機材提供
 ・ドラマーでプロのPAでもある、みさかさんも参加

 ・タカポンさん:マジメな番組
 ・グラハムさん:構成はマジメ
 ・グラハムさん:内容に問題が クレームが…
 ・ミホさん:6年間で1回だけ編集でカットした(I国の悪口)

 ・「三原どうでもいいでしょう」?
 ⇒ミホさん:愛情の裏返し
 ⇒カイトさん:ツンデレ?

 ・コニケンさん:(尾道どうでしょうの皆様にこの番組を)よく参考にしてくださいね

・YouTubeライブへ進出?

*タカポンさん:今日はPCが不調なので、これで終了します

*番組終了前のお別れ挨拶


【追記】
大地震の後、皆さんのお元気な姿を拝見でき、また常連視聴者の方々の無事を告げる書込みを見て、安心しました。
今回のトラブルは地震後のネット回線等の不調・利用制限が原因だったのかもしれませんね。
土地勘がまったくないので、今回は店舗名を確認するのが大変でした(笑)

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第334回三原どうでしょう企画書 [イベント参加]

《前口上》
 ロックで綱渡り的な人生を送る三原人が
 冨士写真館に集い、日常の戯言を
 『昼はロコドル、夜はレコメン』の如く語る生放送♪

《MC》
  グラハムさん
  コニケンさん
  タカポンさん
《Stuff》
  カイトさん

《ゲスト》
  YMさん

*2018年7月16日 20時より冨士写真館から生放送配信開始予定

==========

《放送内容》

 1.先週の出来事&三原情報
  *とっておきのネタをご用意できると思います

 2.どうでしょう 億万長者への道

 3.ブリティッシュ・プログレSP
  a,前回出演回(第313回)のおさらい:「プログレ」とは何か?
  b.ブリティッシュ・プログレ五大ジャンル(注.個人の感想です)
   {1}クラシカル叙情派
   {2}サイケデリック系
   {3}ジャズ・ロック
   {4}レコメン系
   {5}ブライアン・イーノ周辺
  *{2}と{3}は「カンタベリー系」でほぼ括れるので別の機会に…
  *今回は{1}と{5}を詳しく、{4}を簡単に紹介いたします

  {1}クラシカル叙情派
   ・王道のプログレ 正統派
   ・採り上げるミュージシャン
    ・キャメル
    ・ルネッサンス
    ・カーヴド・エア
    ・アラン・パーソンズ・プロジェクト
    ・エレクトリック・ライト・オーケストラ
    ・サード・イヤー・バンド
    ・マイク・オールドフィールド

  {4}レコメン系
   ・脱構築派プログレ(その1)
   ・反商業主義を標榜する反体制ロック
   ・ロック=不良の音楽から、反体制の音楽への変貌
   ・RIOからレコメンデッド・レコードへ
   ・採り上げるミュージシャン
    ・ヘンリー・カウ
    ・スラップ・ハッピー
    ・アート・ベアーズ
    ・フレッド・フリス
    ・ダグマー・クラウゼ
   *ここは左巻きの人たちを刺激しないように、さらっと紹介します
   *ブライアン・イーノの初レコーディング作も紹介する?

  {5}ブライアン・イーノ周辺
   ・脱構築派プログレ(その2)
   ・グラムからパンク、エスニック、現代音楽まで幅広い人脈・音楽性
   ・採り上げるミュージシャン(70年代の作品限定で紹介)
    ・ブライアン・イーノ
    ・フリップ&イーノ
    ・801
    ・ロバート・ワイアット
    ・ペンギン・カフェ・オーケストラ
    ・マイケル・ナイマン
    ・ギャビン・ブライアーズ
    ・ニコ
   *ジョン・ハッセルの80年代作品と最新作を紹介したいな…


【関連リンク集】
三原どうでしょう Ustream チャンネル

三原どうでしょう 公式サイト

三原どうでしょう YouTube 動画置き場

三原どうでしょう 過去の特集・ゲスト一覧

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論文査読について [戯言(学問)]

勤務先の昼休憩の一コマ。

A:先輩(工学博士)  I:私(文学修士・法学修士)

昨日からの続き:
http://metaxu.blog.so-net.ne.jp/2018-06-21


A:「こうゆうことがあったんだ。大学院修了して就職した企業研究所で働いていた頃、下っ端は学術雑誌の中から製品開発のヒントになる研究探査をやらされていた。」

A:「入社したばかりの私も、海外の権威ある学会誌掲載の論文で、自社の研究の素材として使えそうなものを幾つかピックアップして、再現実験を行ってみたんだよ。」

I:「で、どうだったんですか?」

A:「これがもう、笑っちゃうぐらい再現性の欠けたトンチキなものばっかりだったよ…」

I:「それは確かに笑っちゃうしかねいですね。」

A:「とんでもない! その再現実験行うのに1件あたり数百万円どころか数千万円も使ったこともあったんだよ!」

I:「掛かった金銭・時間・スタッフのコストが莫大だったのに、結果はハズレだったということですか…」

A:「それも一つや二つどころじゃなかったからね、とんでもないリソースの無駄遣いだよ!」

I:「でも、それって学会誌の論文査読が上手く機能していないということじゃないですか?」

A:「ああ、それそれ。これもまた世間の人たちの多くが誤解しているけど、「論文査読は査読対象の論文内容の真偽を判定する場」ではないことを理解して欲しい。」

!:「すみません。それでは、一体何のために論文の査読を行っているのですか?」

A:「実は私、企業研究所を一度退職した後、再就職した政府関連の研究機関で論文査読を担当したことがあるんだ。」

!:「えっ! じゃあ、お願いですから、論文査読の場で実際に何が行われているのか、教えていただけないでしょうか…」

A:「端的に言うと、「極めて限定された形式的な審査」しか行っていないよ。」

!:「そ、そ、そんな…」

A:「まあ、ざっくり紹介すると、

   ・学会としてこの論文を公開する意義はあるのか
   ・過去の研究成果を充分精査した上での研究なのか
   ・通説・過去の研究成果との整合性および新規性
   ・問題設定は妥当なのか
   ・実験・観察は適切に行われたのか
   ・実験・観察データは適切に抽出・解析されたのか
   ・過去の類似する実験・観察データとの整合性
   ・データ処理中に記された数式・化学式は妥当か
   ・「結論」までの論述に問題はないか

  こんなところかな…」

!:「よく分からないのですが、上に挙げた審査ポイントの中で最も重要なのは、「学会としてこの論文を公開する意義はあるのか」だと言うことですか?」

A:「その通り! 「過去の研究成果」云々と続くチェックポイントは、その問いに対する答えを導き出すための一連の審査でしかない。」

!:「なるほど! だからAさんは、「「論文査読は査読対象の論文内容の真偽を判定する場」ではない」と仰られたのですか…」

!:「でも、これって本当に表面的な審査でしかないですよね?」

A:「それは先も言っただろう! 内容の真偽まで踏み込んで責任持って検証するとなると、1件あたり数百万円どころか数千万円も掛かるって!」

I:「そうですか… 「論文査読は学会としてこの論文を公開する意義はあるのかを審査する場」だということですか…

!:「そう言えば、たしか2年前の『サイエンス』誌に、過去の学術雑誌に掲載された100の実験を追試した結果が発表されたことがありましたね…」


【注記】土日は自分の趣味趣向に沿った内容を投稿しますので、この続きは「6月25日」に掲載する予定です。
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文系と理系の論述スタイルの違い(2) [戯言(学問)]

勤務先の昼休憩の一コマ。

A:先輩(工学博士)  I:私(文学修士・法学修士)

昨日からの続き:

A:「世間の人たちの多くは誤解しているけど、「学術論文は真理を述べる場」ではないということを理解して欲しいんだ。」

I:「えっ! それは自然科学の査読論文であっても、そうだということですか?」

A:「そう。あくまでも、「これまでの先行研究に基づいて、○○と仮説を立て、それを立証すべく△△の実験・観察を行った結果、□□だと結論します」という報告の言明でしかない。」

I:「つまり、科学はパースの言う「アブダクション(仮説的推論)」であるということですか?」

A:「「アブダクション」については、吉川弘之先生とお弟子さん達が工学分野で展開されているのは知っている。ただ、私がそれらを充分理解している自信はない。」

I:「結局、学術論文で表明されていることは「暫定的な真理」どころか「暫定的な仮説に基づいて検証した仮の結論」ということなのでしょうか?」

A:「考えてもみたまえ。この世界の中で生じている現象、その一つだけを採ってみても、そこには数知れない多くの要因が絡み合っている。それらの中から重要だと思われる要因を変数として取り出して、変数間の相関関係の中から最も根本的な因果関係を特定するなんて、限られた予算・時間じゃ、とてもじゃないが精査し切れない。」

I:「なるほど、変数の抽出が適切だとは限りませんし、変数間の相関関係の設定、そしてそれを解析する基準も幾つもありますから、因果関係の特定も恣意的にならざるを得ませんね。」

A:「私が常々主張しているのは、科学とは「暫定的に立てた仮説を検証した結果から導き出される一つの判断」でしかないということ。当然、その判断が誤ることは有り得るし、それは世間の人たちが思っている以上に多いよ。」

I:「そ、そ、そうなんですか?」


*明日に続く
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文系と理系の論述スタイルの違い(1) [戯言(学問)]

勤務先の昼休憩の一コマ。

A:先輩(工学博士)  I:私(文学修士・法学修士)


A:「あなたが20年以上前に発表した紀要論文読んだ率直な感想を言ってもいい?」

I:「ご自由にどうぞ…」

A:「内容について、特に論述内容の是非については、さっぱり分からない。ただ、一つだけどうしても指摘しておきたいことがある。」

!:「と、言いいますと?」

A:「とにかく無駄な表現、冗長な言い回しが多過ぎる!」

I:「?????」

A:「まずだね、学術論文にこんな曖昧で無駄な言い回しはいらないよ。」

 例:「~であると考えられる」
   「~であると高い確率で推測される」
   「~ではないだろうか」
   「~というようにも言いえる」

A:「あのね、何を恐れて断言を避けているの? 自分がこう判断するのなら自己責任で断言すべきだよ!」

I:「大学院時代、ゼミの先輩たちに、「とにかく断定は避けなさい。同じ事象に違う解釈なんて幾らでも可能なんだから、あくまでも「このように推察しうる可能性」を、出来る限り控えめに提示しなさい」と、徹底的に教わりましたよ…」

A:「?????」

I:「「世間の一般常識、それと学会内で通説として定着している見解については断定して大いに結構! しかし、定説に反して自分が本当に主張したい事柄に関しては、徹底して断言を避けなさい!」、とも教わりました」

A:「そのような人文・社会科学系の人たちの考えがさっぱり理解できないなあ。」

I:「?????」

A:「「自分が立てた仮説、それを検証した結果、「○○」だと結論します」、これだけで充分なんだよ。」

I:「でも、自分の死後ならともかく、生きているうちに断定した事柄が否定されるのって怖くないんですか?」

A:「実は私が院生時代に発表した論文内容で、その後否定されたものなんて幾つもあるよ。」

I:「えっ!?」

A:「だから、「過去の研究に基づいて、このように仮説を立てて、検証した結果はこうです。これから○○と結論します」、と提示するだけの簡単なお仕事なの!」

I:「でも、その結論が後になって否定されたら、研究者としてのキャリアに傷がつきませんか?」


*明日に続く
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