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「工学・科学技術」についての対話(1) [「工学・科学技術」についての対話]

勤務先の昼休憩の一コマ。

A:先輩  I:私


A:「あなたに取り寄せてもらったブリコラージュ関連の論文をいろいろ読んでいる途中だけど、これからの科学技術について大きなヒントになると思う。」

I:「レヴィ=ストロースが『野生の思考』(みすず書房)の第1章「具体の科学」で指摘した、ありあわせの道具・材料を用いて物を作る「器用仕事」、これにAさんがこんなに興味持っていただけるとは意外でした。」

A:「いや、僕は今の資源・エネルギー集約型の科学技術では、そう遠くない将来、この星の生活は立ち行かなくなると思っている。省資源・省エネルギーで環境負荷の少ない分散型のエンジニアリングへと、根本の土台から転換していかなければならないと考えている。」

!:「その問題とブリコラージュとに、どのような関連が?」

A:「化成品メーカのこの会社を含め、合成などによって新しい物質を絶えず作り出している。その総数は既に1億種をとっくに超えていると言われている。だけど、いつまでもこんなことを続けていていいんだろうか?」

I:「せっかく生み出した新物質も、その多くが実際には実用化されずに、ただ特許登録してあるだけ、ということもありえますね。」

A:「うん、だからいたずらに新しい物質を開発するのじゃなくて、既にある物質の中から出きる限り生命に無害で環境負荷の少ないものを選別して、それらの組み合わせを有効活用する。そのような発想転換が必要なんだ。」

I:「ああ成る程。だからAさんは、私がご紹介した論文の中から、まず三宅秀道「ブリコラージュと製品開発」(東海大学紀要政治経済学部 第43号 2011年)に興味を持たれた訳なんですね。」

A:「コンセプトが先にあって、それをモノに実体化していくエンジニアリング。それに対して、モノの特性を抽出し、それを活かす生活上の行為を構想し、用途を設定していくブリコラージュ。この対比は大変興味深かった。」

I:「あの論文は、「成熟した産業社会の更なる前進のためには、〔ブリコラージュに適した組織を構築し、製品開発に取り組ませることが〕必要なことである」と結論付けていました。たしかに、Aさんが構想されているモノ作りと科学技術の土台の転換、その根幹に関わりますね。」

(続く〔かもしれない〕)

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雨宿り [戯言(日常)]

今日の夕方から大雨になり、退社時刻には土砂降りになりました。

こんな時、いつもは勤務先の休憩室でくつろぎながら、雨足が遠ざかるのを待ちます。

今日は一旦仕事を終えて、自分の仕事場である図書室に残りました。

朝の通勤電車で読み切れなかった本の1章分と、昼休憩中に読み切れなかった論文1報、それぞれを読み終わると約1時間が経過。

(勿論、勤務先の業務とはまったく関係の無い個人の趣味の読書です。}←これ重要!

まだまだ雨は降り続いていました。

ただ、1時間前と比べると小降りになり、そろそろ帰ろうと決心。

勤務先で趣味の本を堂々と読むのは、背徳感がちょっぴりあって、なかなか楽しい時間を過ごせました。

タグ:読書
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第327回三原どうでしょう鑑賞記録(簡略版) [三原どうでしょう鑑賞記録 2018年5月~12月]

第327回三原どうでしょう 新スタッフ登場 2018/05/28

*詳細版は後日公開します

 MC:
  グラハムさん
  コニケンさん
  タカポンさん
  新スタッフさん(声のみ)

 2018年5月28日 20時より冨士写真館から生放送配信開始(?)


【番組内容】

・前回、尾道からアポなしゲストが大勢来て大変だったと回想

・前口上;
  ロックで綱渡り的な人生を送る三原人が
  冨士写真館に集い、日常の戯言を
  『ニューフェイス』の如く語る生放送♪

・新スタッフ参加:今回は顔出しなし
 グラハムさん:おばさん連中がキャーキャーいうから顔出しNG
 タカポンさん;キ○タ○の次女がモデルデビュー
 ⇒男前談義

・タカポンさん:「今回はトラブルで視聴者のコメントを拾えません」とお詫び
 ⇒常連視聴者たちに「こんばんは!」の挨拶

・浮城塾についてタカポンさん質問:「受講料十万円は高くない?」
 ⇒第一期に参加されたグラハムさんから説明:「あの内容は十万円以上の価値がある!」
【補足】浮城塾公式サイト
    浮城塾開催!!@株式会社 エムセック

・帰ってきたどうでしょうニュース:〔メインMC:タカポンさん〕
「してはいけない過ち」(スウエーデンのお話)
 母親が子供に間違った名前のタトゥーを入れた
 ⇒タトゥーに合わせて改名
 「日本と外国のタトゥー文化の違い」談義

*ここで「生放送されていない?」ことが発覚!
 コニケンさん:YMさん、STNさんの指摘書込み紹介
 ⇒タカポンさん:録画されているから喋り続けましょう…
         後ほど動画でご覧下さい

・新企画「どうでしょう! 億万長者への道!!」予告:〔メインMC:タカポンさん〕
 「もし億万長者になったら?」談義
 タカポンさん:スタッフが億万長者になるかも?
        生番組だからこそ出来ることです!
        詳細は近日発表です!!
 グラハムさん:怪しいなあ?

・グラハムさん&タカポンさん:配信されていない原因はキャプチャーカード?
 タカポンさん:グラハムさん、どれ買えばいいのか教えてよ!
 ⇒グラハムさん:いいけど、代りにタカポンのカード番号教えて!

・コニケンさん:STNさんの書込み紹介:
 生放送配信先リンクのURLが間違っている? クリックすると購入画面が出る
 ⇒タカポンさん:今回はいい(諦めモード)

・来週、新スタッフ紹介?

*番組終了前のお別れ挨拶
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ロコドルについて考える必要がある [戯言(音楽)]

毎週月曜夜のお楽しみタイム「三原どうでしょう」。今日は私のネット環境が不調なためか、生放送を拝見できませんでした。

そこで去る4月30日放送の「ロコドル特集」を再度拝見していました。

第323回三原どうでしょう ろこどるSP 2018/04/30 〔18m25s~〕

この番組、最近事前予告なしに突発的現れるゲストが多く、本来の持ち味である「偶発的なハプニングの面白さ」にますます磨きがかかっています。

今回の突発的ゲストの「かねしまさん」から、「ロコドル」こと「ローカル・アイドル(ご当地アイドル)」についての大変興味深いお話しをお伺いすることができました。

かねしまさんは三原市で月一回開催の「Bingoロコドルパーティー」のスタッフとして、主に受付を担当されているそうです。

なんでも前日から現地入りするほど熱心なファンたちは、終了後の片付けどころか、イベントの設営を手伝ったりして下さっているようです。

島根から遠征して来たロコドル達は、フードコーナーでカップ麺に島根特産の白ネギを自分たちで切ったものを薬味として提供しているとか。

毎回と言う訳ではないのですが、アイドルたち特製の豚汁やラーメンなども食することができるそうです。

MCのG氏は、「アイドルに豚汁・ラーメンは似合わない」と否定的なコメントを述べられていましたが、はたしてそうでしょうか?

まだ実現している訳ではないでしょうか、地域に根ざしたアイドルたちが地産地消に貢献するような方向でイベントを盛り上げていけるようになれば、素敵なことじゃないですか!

最近、音楽(業界)の構造変化と考えている、パッケージ化されたソフトの消費から、「音楽も共に味わいながら」体験する消費への転換について、大いに示唆するものがあると考えます。

BINGOロコドルパーティー公式サイト


【追記】この回の鑑賞記録は後日、公開します。
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第325回三原どうでしょう鑑賞記録(簡略版) [三原どうでしょう鑑賞記録 2018年5月~12月]

第325回三原どうでしょう コニケン的スイスの歩き方(前編) 2018/05/14

*詳細版はこちら


 MC:
  グラハムさん
  コニケンさん
  タカポンさん

 2018年5月14日 20時より冨士写真館から生放送配信開始


【番組内容】

・番組冒頭、グラハムさんからタカポンさんへ「MC復活、おめでとう!」の祝辞

・前口上:
  ロックで綱渡り的な人生を送る三原人が
  冨士写真館に集い、日常の戯言を
  『トラベラー』の如く語る生放送♪

・タカポンさん:
  近頃の「三原どうでしょう」はいかがなものか?
  「初心に還るべし!」

・空き缶問題・ゴミ処分場問題〔メインMC:グラハムさん〕

【補足】「消えたアルミ缶」問題@コトバンク 朝日新聞掲載「キーワード」より
 「三原市久井町の不燃物処理工場からアルミ缶を買い取った業者の計量が、工場出荷前と
  大きく食い違うことが3月の市議会で発覚。昨年度1年間に工場で計約132トンが製
  造・出荷されたが、業者の申告では約101トン。約31トン(約390万円相当)が
  所在不明になった。調査した市は「原因特定に至らなかった。業者が不正をした確証は
  得られなかった」と結論づけた。」
  (2017-06-17 朝日新聞 朝刊 備後・1地方)

 市民団体が5月18日に中央公民館で集会を開くらしい
 【補足】三原の「アルミ缶問題」を考える@住みよい環境を求める三原市民の会

 市議会で30億円出して新しいゴミ処分場建設が決定したが、「アルミ缶問題」に決着つけ
 てからが望ましい
 ⇒タカポンさん:「どんな形で決着つけるの?」
 市民の違和感=分かりませんで終わっているところが不信感を招いている
 ⇒タカポンさん:また起きるんじゃないか?
 30年前から問題がある?(市長の答弁??)
 ⇒タカポンさん:警察は結論が出るまで情報開示しない?
         刑事告発が行われた(2件受理?)
 ⇒タカポンさん:チェックを入れるべし
 声を上げた市会議員は自分の良心に従ったまでのこと。全体の割合から見ても低い。
【補足】平成29年第3回定例会 平成29年6月9日(金) 一般質問@三原市議会
 
 去年の選挙(市長選・市議選)から1年以上経ってしまった(風化している?)
 だから市民団体が動いた
 ⇒コニケンさん:みはらFMは採り上げてくれないの?
 400万円分の資源ごみが消えてしまった!
【補足】市長の親族が関与している疑いを持たれていることが、この問題をややこしくして
いるようです。


・試食コーナ:〔メインMC:タカポンさん〕
 瀬戸内レモン味のイカ天などの広島づくしの試食会
 レモンラーメン談義

・視聴者からの書き込み紹介(1):
 STNさん、ECCさん:「こんばんは!」
 MCCさん;「こんばんは〜♬ 香港なう(笑)」
 STNさん:「今更、何を言ってもダメだよ、三原市民が今の市長を選んのだから。」
 ⇒グラハムさん:「選ばれたからといって、何やっても良いということにはならない!」

・イベント紹介:
 6月10日(日)にポポロでロコドル・ライブ
 *ロコドル=ローカル・アイドル
【補足】詳細は下記リンク先をご覧下さい
 BINGOロコドルパーティー公式サイト


・帰ってきたどうでしょうニュース;〔メインMC:タカポンさん〕

1.「ココイチであれが出来ます」
  (鍋で持ち帰り可)

2.「勤務中にこれはあり? なし?」
  (ノンアルコール・ビールを飲んでいたら叱られた…)
  
・視聴者からの書き込み紹介(2):
 MSさんからのライブ告知(6月9日 ロックの日)
 ⇒タカポンさん:宣伝に来てくださいと呼びかけ

・視聴者からの書き込み紹介(3):
 MSさん;ありがとうございます。告知に参ります。

3.やる気スイッチを入れる方法は?
 池谷裕二教授:
  「やる気」なんて科学的には存在しない虚構の概念
  体を動かすことで脳神経系が活性化される
  だから、さっさと行動すべし!
【補足】池谷裕二(薬学博士 東京大学薬学部教授)公式サイト


・コニケン的スイスの歩き方(前編):個人旅行どうでしょう?〔メインMC:コニケンさん〕

*準備篇1:
  行き先の選別 明確な目的を考える 事前の予習が大切
  フライトを考える 特定のアライアンスを使うメリット

・視聴者からの書き込み紹介(4)〔Facebookから〕:
 TYさん:番組が見れない!
 YMさん;第4シーズンの始まりですか?

 
・現地に着いてからどうするかが重要
 Google Map、ブログが役に立つ
  ⇒移動のシュミレーションが出来る

・視聴者からの書き込み紹介(5)〔Facebookから〕:
 YMさん;Facebookの書込みまで拾っていただけるなんて、ありがたい!

  
・宿泊・食事・買い物の事前調査
 Google Mapでホテル・レストランなどの検索ができる
 お店がHP持っているので調べると便利
 
*持ち物篇:
 スーツケース:軽いものを選ぶ(23キロ制限を考慮する)
 SIMフリーのスマホとタブレット両方が必要
 その他必需品:モバイルバッテリー コンセントの変換プラグ

*準備篇2:各種チケット
 鉄道・美術館のチケットなどインターネットを使って事前に手配すべし 

*写真篇:
 まず、福岡からEVA AIR(エバー航空)で台湾へ
 初のビジネスクラスでのフライトを堪能した

・タカポンさん:「どうでしょうクイズ」を復活したい
   
*パリに降り立ってからの「実践編」は来週以降です!

*番組終了前のお別れ挨拶


*コニケンさんから番組で使用したレジュメを頂戴しました。記して感謝いたします。
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音楽受容スタイルの変容 [戯言(音楽)]

昨日に続き下記リンク先記事について私見を記します。

音楽専門学校の講師を激怒させた「あまりにも酷い生徒レベル」

では2点目の、生まれてからこのかた音楽ソフトを購入したことの無い生徒がいた件について。

講師の方が「じゃあ音楽を何で聴いてきたの?」と問うと、「YouTubeです」と堂々と答えられ、「これまで人生で音楽に1円も使ったことがない人間が、どうして音楽で食べていけると思うのか!」と激怒したと。

うーむ。うーむ。

あのですね、YouTubeが普及した十数年前から、こんなことずっと指摘されていたじゃないですか!

若者が音楽ソフトを購入しなくなった大きな原因の一つとして、YouTubeで無料で音楽聴取が可能になったことが…

今さらそんなことで激昂されてもねえ…

あと、怒りの矛先を向ける相手を間違えてはいませんか?

ここで指摘しておきたいことは、YouTubeの普及以降、無料あるいは廉価な定額制で好きな音楽を好きな時に楽しめるサービスが拡がっていることです。

つまり「音楽受容のスタイル」が大きく変化しているのです。

音楽を「所有」することから「利用」することへと受容のあり方が大きく転換しつつあるのです。

「これまで人生で音楽に1円も使ったことがない人間が、どうして音楽で食べていけると思うのか!」

本当にそうなんでしょうか?

確かに今時の若者達は音楽をCDで購入したり、ダウンロード購入したことはないのかもしれない。

でも、アニメのDVDやゲームソフトに付随する音楽には音楽著作権使用料が発生してますよね。

あと、カラオケにも…

現に「カラオケの点数が良いから歌手になろうと思った」生徒がいるって書いてあるじゃないですか。

アニソン歌手が好きな生徒はアニソン・イベントに、ニコ動の好きな生徒はコニニコ超会議などの関連イベントに出かけて、お金払って音楽を享受しているかもしれないじゃないですか!

ケータイ・スマホの着メロやゲーセンの音楽ゲームからも音楽著作権使用料は徴収されていますし…

そんな生徒たちに向かって、「これまで人生で音楽に1円も使ったことがない人間」なんて失礼なことを、よく平気で言えますよね。

つまり、この講師の方の知らない音楽享受の経路を通じて音楽にお金支払っているだけなのではないでしょうか?

音楽ソフトを購入する以外に音楽享受のスタイルが多様化していることに気が付いていないんじゃないでしょうか?

昨今よく指摘されるのが、パッケージ化されたソフトの購入からライブやフェスなどでの音楽体験を重視する体験型へと、音楽消費のスタイルが変化しているということです。

マーケティング感覚に優れている音楽業界人なら、このような劇的な変容に対して次の一手を打ってしかるべきでしょう。

音楽ソフトの購入額が年々減っている(ように見える)大きな原因の一つとして、インターネット普及後の音楽受容スタイルの変化を「音楽を含む消費」へと転換させることに、いまだ有効な手立てを見出していない業界人の怠慢さが挙げられると思います。


さて、この話題、あともう一回だけ続けます。
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なぜ生徒から学ぼうとはしないのか? [戯言(音楽)]

音楽専門学校の講師を激怒させた「あまりにも酷い生徒レベル」

上記リンク先の記事内容をざっくりまとめると、

「あるプロの音楽業界人が音楽専門学校の講師を務めたところ、初回の授業で生徒のレベルの低さに驚いたり激怒してしまった」。

で、驚いたり激怒した理由というのは、

1.生徒の音楽レベルの格差(驚きのレベル)

「教えることが何もないぐらい音楽知識が豊富な子がいる一方」で、「楽譜が読めない生徒や、楽器が何もできない生徒もたくさんいました」。

2.音楽ソフトを購入したことの無い生徒がいた(怒りのレベル)

「生まれてから1枚もCDを買ったことがなく、1曲たりともダウンロードをしたことがないという人」がいた。


以上2点の内、今日は第1点目について私見を述べます。

この講師の方、初回の授業ということで全体のガイダンスとして、「ビートルズ、マイケル・ジャクソン、坂本龍一などを例に挙げて、彼らがいかに革新的であったか、レコーディングにどんな技術が使われているのかといったこと」を話したんだそうです。

だけど生徒たちの反応が薄いので、ある生徒に「普段どんな音楽を聴いているの」と質問したところ、「まったく聞いたこともないアーティストの名前が返ってきた」。

で、「誰?」と尋ねたら、「ニコ動(ニコニコ動画)の歌い手」だと…

さらに別の生徒に尋ねてみると、「アニソンの歌手の名前を次々と挙げた」と。

うーむ

この講師の方、生徒の無知を嘆いているのか責めているのかよく分からないんだけど、「自分の無知」についての自覚が無さ過ぎじゃないでしょうか?

ニコ動というまったく素人でも自分の好きな曲を自由に歌って発表できる場があって、それを多くの若い人たちが享受していること。

インターネット普及後、激変し続けているコンテンツ産業について考え直す良い切っ掛けになると思うんだけどさ。

そして、60年代の手塚アニメ(冨田勲!)の時代から、アニソンが実は音楽性豊かな表現ジャンルであり続けていること。

この講師の方の頭の中には、アニソンを軽視していた昭和の業界人の価値観が根強く残っているのではないでしょうか?

私が思うのは、この講義に集まっている生徒たちの音楽教養レベルの差異とその内実は、大変興味深いということです。

音楽について多方面に熟知している生徒がいる一方で、自分の本当に興味ある音楽しか聴かないという生徒もいる。

特に後者の人たちは、いわゆる「サブカルチャー」にどっぷり浸かっているようなタイプかもしれない。

だとすると、この講師の方が今まで接することのなかった音楽ジャンル、表現メディア、コンテンツ産業の世界に触れる良い機会じゃないですか!

自分のよく知らなかった領域について、生徒たちから情報提供して貰えれば良いじゃないですか?

自分の知見を拡げるこんな良い機会をみすみす逃すなんて、なんて勿体ないことしているんでしょうかね。
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音楽を通じて伝えたいこと [戯言(音楽)]

下記のインタビューより触発された思考の軌跡(無料公開分しか読んでないです、ごめんなさい…)。

エレキの美点、音符に書けぬ「初期衝動」 椎名林檎さん

「私がエレキギターに担ってほしい役割というのは、当時からはっきりしていました。「いらだち」とか「怒り」「憎しみ」……。「やり場のない悲しみ」とか、そんな「負の感情」の表現をするときに登場するのがエレキギター。ひずんだ音色、ノイズが必須です。」

私個人といたしましては、音楽で何かを伝えたいとか、自分の感情を外に押し出したいとか、そんな大それたことは一度も考えたことはありません。

だって、何か伝えたいことがあれば文章にして発表した方が、私にとっては楽だからです。
(まさに今、伝えたいことがあるので、この文章をしたためています。)

「「いらだち」とか「怒り」「憎しみ」……。「やり場のない悲しみ」とか、そんな「負の感情」」

私にも「負の感情」を抱くことがあります。

いや、世間一般の方々の平均値よりはるかに高くて深い「負の感情」を抱えながら生きています。

でも、「それを音楽という媒体で表現して何になるの?」という疑問から逃れることができません。

だって、それは私よりも遥かに卓越した才能ある音楽家たちが日々行っていることじゃないですか?
(当然のことながら、椎名林檎さんもそのお一人です。)

私みたいな極めて低レベルの音楽を構築するスキルしか持ち合わせていない者が、わざわざそんなことする必要を感じません。

私は音楽を通じて伝えたいメッセージ・外に押し出したい感情なんてこれっぽちも持ち合わせておりません。

ただただ日常生活の中で自分の体を中を通り過ぎている様々な音響を再構築してみたいだけです。
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○○年代論への疑義 [戯言(サブカルチャー)]

よく「○○年代の大学生は~」とか「●●年代のロック」とが、十年ごとに時代を区切って、あれこれ語ることがありますよね。

確かに1960年代と1970年代と1980年代と1990年代に日本で流行った音楽には明らかな違いがあると思います。
(21世紀に入って、ゼロ年代と10年代の流行曲に大きな違いを感じないのは、私の感性が鈍化したからでしょうか?)

ただ、あたかも10年おきに人々の思考・行動・趣味・嗜好が刷新されるかのように語られる傾向というのは、いかがなものでしょうか?

私がこのことを実感したのは、サブタイトルに「'60年代傑作集」と銘打った文春文庫ビジュアルの1冊、『マンガ黄金時代』(1986年)を読んだ時でした。

というのも、「'60年代傑作集」という割には1970年代初出の作品が相当数あったからなのです。

で、収録の全32作品の初出年をカウントしてみました。

以下がその結果です。

 ・1962年:1
 ・1965年:1
 ・1966年:1
 ・1967年:3
 ・1968年:6
 ・1969年:6
 ・1970年:4
(・1970年~1971年:2)
 ・1971年:3
 ・1972年:3

一番古い作品は、1962年11月の『少年』掲載の白土三平「傀儡(くぐつ)がえし」。

次に古いのは、『別冊少年マガジン』1965年8月15日号掲載の水木しげる「テレビくん」。

「1970年~1971年」の2作品は谷岡ヤスジの連載マンガと、赤塚不二夫「天才バカボン」成年誌掲載作品。
(赤塚作品は正確な掲載時期が不明でこのような表記になったのでしょうか?)

数え上げてみると、全32作品中、14作品が1970年以降に掲載されたことになります。

実際に執筆したあと雑誌掲載に数年掛かってしまった作品、構想は1960年代からあったけれども執筆したのは70年代に入ってからという事情もあるかもしれません。
(1970年2月掲載作品は前年に執筆されていてもおかしくはありません。)

あるいは60年代に執筆した未発表作品を書き直して70年以降に発表したケースもあるかもしれません。

この文庫本に収録されているのは主に、『ガロ』『COM』など、商業誌とは一線を画した作家性の強いマンガ家を起用した独自路線のマンガ雑誌掲載作品です。

一言でいってしまえば、アングラ性、カウンターカルチャー性の濃い作品群です。

1968年・1969年掲載作品が1番多いのは、いわゆる学生運動・大学紛争が高揚した時代の空気にシンクロしているのかもしれません。

そうは言っても、70年代初出作品が10以上もあるのは、いろいろと考えさせられます。

まず、時代の雰囲気が実際に作品に現れるのは数年かかるという「遅延」。

また、収録作品が途絶えた1973年には第一次オイルショックが起きて、日本の高度成長は終わりを迎えます。

言ってみるならば、この文庫アンソロジーに収録されているのは「60年安保以降の高度成長期の作品」なのです。

1973年以降、若者の間に「無気力・無関心・無感動(無責任)」の三無主義が拡がり、「しらけ世代」などと揶揄されたりました。

「アンノン族」なる消費社会を謳歌する若者達も現れました。

1970年代初頭、「右手に(少年)マガジン、左手に(朝日)ジャーナル」を携えていた大学生達は、後半には「右手にヤングジャンプ、左手にポパイ」を携えるようになりました。

もし仮に時代に大きな切断線を引くとするならば、第一次オイルショックの起きた1973年に引くべきではないでしょうか。

まあ、これは一冊のアンソロジーからの考察なので、もっと様々な事象から検討すべきでしょうね。

ただ、一桁めの数字がゼロの十年ごとに何もかもが刷新されていくというような荒唐無稽な語り口には疑いを持たざるを得ません。
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地方生活の憂鬱 [戯言(日常)]

大学進学まで四国の田舎町に住んでいました。

上京して38年が経ちます。正直、首都圏での生活はストレスが溜まります。

でも、故郷には絶対帰りたくない!

何故か。

小学校の運動会の反省会で、「「万国旗」と言っているが、ソ連・東ドイツ・北朝鮮・中華人民共和国の国旗がなかったのは何故か?」と質問して以来、故郷では「要注意人物」扱いされているのがひとつ。

もうひとつの理由は、「アポなし訪問」です。

とくかく、親類・ご近所・両親の友人等々が事前の連絡なしに突然訪れることが頻繁にありました。

私が小学生時代には電話はほとんど普及していなかったと記憶しています。
(農村では「有線電話」というのがありました。スピーカから地域密着の気象・農事情報を流している間は通話できませんでした。)

私の実家は小学2年生の時に電話を敷設しました。

でも、電話するのはとても贅沢な事とされていて、小学校時代を通じて私が電話掛けたのは、たったの2回しかありません!

高校生になってからかな、電話することが当たり前になったのは…

何が言いたいかというと、昭和中期の電話連絡することが「当たり前」ではなかった時代に生まれ育った人々(特に地方人)は、事前の連絡なしに突然訪れることが当然のことのように感じられるのではないかと…

アポなしで突然訪問されること。

この事の是非を論じるのは大変難しいことだと考えます。

受け入れる側の事情により、突然の訪問が喜ばしいことであることもあれば、大変な迷惑であることもあります。

ただ、私個人は「アポなし訪問」があたり前のことのように受け入れられていた風潮には馴染めなかったです。

でも、マンネリ化しがちな日常生活を送っていると、故郷での「アポなし訪問」が懐かしく思える、そんな時もあるのですよ。
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